Laboratory
水源研究所
WATER & SCIENCE RESEARCH CENTER
水を、成分として
読み解く場所。
水源研究所は、採水地に併設されています。汲み上げた水は運ぶうちに状態が変わるため、 分析はできるだけ現場に近い場所で行う必要があるからです。 ここでは季節ごとに変化する水の成分を継続して記録し、製品の品質を一定に保つための基準をつくっています。
Analysis
週に一度、同じ時刻に同じ場所から採水し、142種の微量成分をひとつずつ測定します。 蓄積した記録は18年分。この長さがあってはじめて、 「今週の数値が例年と比べてどうか」を判断できるようになります。
基準の範囲から外れた場合、その週の水は製品に使用しません。 年間で数回、そうした判断をしています。
Research
研究所で取り組んでいること
01
成分の季節変動を記録する
雨量、気温、積雪量と、水の成分構成の関係を長期にわたって記録しています。18年分の記録から、梅雨明け後と厳冬期に特徴的な変化が現れることが分かってきました。
02
角層での挙動を調べる
水がどのように角層へ入り、どれくらい留まるのか。粒子の大きさを変えた複数の試料を用意し、時間経過ごとの水分量を測定しています。粒子設計の根拠となるデータです。
03
加熱しない精製法を磨く
熱を使わずに安全性を確保するため、ろ過の段数と孔径の組み合わせを検証し続けています。現在の製法は7段。工程が増えるほど時間はかかりますが、成分は損なわれません。
04
採水地の環境を守る
水質は周辺の森林の状態に左右されます。採水地周辺の山林を保全対象として管理し、下草の刈り取りと間伐を定期的に行っています。水源を守ることは、製品を守ることと同じです。
研究員の言葉
「水の分析というのは、変化を探す仕事ではありません。むしろ、変化していないことを毎週確かめる仕事です。18年間、同じ手順を繰り返してきました。面白みがないと言われることもありますが、この積み重ねがないと、ある週の数値が異常なのかどうかを判断できないんです」
水源研究所 主任研究員((仮))